過激なタイトルで前々から気になっていた「勉強会に1万円払うなら、上司と3回飲みなさい」という本を読みました。



リクルート出身の前川氏の著書であり、「どんな会社でも通用する『20代の働き方』-それは、あたりまえのことをあたりまえにやること」について書かれています。読み終わった感想としては、本当に"当たり前のこと"が繰り返し書かれています。でも、当たり前のことだけど実はできてないことって多いと思うんですよね。なので、まだ学生の僕が書くのもなんですが、新入社員の方とかに是非読んでもらいたいなと思います。800円ちょいで得るものは大きいと思います。

本全体を通してマーカー引きまくりだったので、特に気に入った部分だけ抜粋させて頂きます。

勉強会やビジネス書自体は否定しませんが、でも、ちょっとした居酒屋で3000円程度自腹で払えば、飲み食いしながら、先輩や上司から働く上での大切なことが学べるのです。先輩や上司たちとの心理的な距離も縮まるでしょう。
本書のタイトルにもなっている内容です。先輩方から色んなお話を聞ける場って実はとても貴重なんですよね。

・やりたいことを決めつけるのは「もったいない」
若者は本当にみんな、色々な「やりたいこと」を持っていて驚かされます。
本当に偉いし、すばらしいことだと思います。
でも同時に、少しもったいないんじゃないかな、と思うこともあります。つまり、20代そこそこでやりたいことを決め付けてしまっていいのだろうか、とも思うのです。
・・・、たかだか就職活動中の半年から1年の間に自己分析しろとか言われて考えたことを後生大事にして、それで自分の人生を決めてしまっていいの?それってちょっともったいないんじゃないの?と思うわけです。
確かに。僕もやりたいことがあるのだけれど「視野を広く」働きたいなと思います。自分が知らない面白そうな仕事ってたくさんありますしね。

「やりたいこと」というのは、なにかに熱中している過程で自然に生まれてくるものだということを。そして、その「なにか」というのは、かならずしも自分で決めなければならないものではなく、他人から与えられたっていい、ということを。
世の中にはどっちのタイプも必要だと思います。きっかけはどうであれ、取り組み始めてからが大事ですね。はまったら何でも本当に楽しいと思いますし!!

・起業で成功するのは40代
どうしても20代、30代で起業し成功した人に注目が集まるので、見落とされがちなのですが、ボリュームゾーンであり、かつ一番成功する確率が高いのは、40過ぎまで一生懸命サラリーマンをやって、そこから起業した人なのです。
・・・
どうして20代や30代よりも40代が成功するのか?
答えはカンタンです。たとえば20代でいきなり起業してもうまくいかないのは、社会人経験が足りないからです。
(ここでの)「社会人経験」
(1)社会における縦の人間関係のなかでいかにうまくコミュニケーションが取れるか
(2)仕事をするのに欠かせないご縁や人脈をどれくらい持っているか
起業成功確率が高いのは40代なんですね。理由を聞けば納得ですが、要は(1)(2)を満たした若者だと条件は一緒なのかな?

・会社に入ることで得られる「四つの報酬」
(1)お金(給料)
(2)縦の人間関係に揉まれる経験で得られる自身の成長
(3)人とのご縁、人脈。
ここで言う人脈とは、会社内の上司、先輩、同期、部下といった同僚、そしてお客さんや取引先
(4)信用
(1)については容易に想像できますが、残り3つがミソみたいです。目先の給料にこだわらず、5~10年後も食っていけるようになるために、なんとしてでもまずは目指す業界の会社に入るために、「タダ働きでもいいから働かせてくれ」とお願いしたエピソードが書かれています。

・とにかく、できる限りの努力をする
でも、そんなことよりも、目の前の仕事を一生懸命やることのほうがはるかに大事なことです。どんなに地道なこと、些細なことでも、できる限りの努力をする。先輩や上司にアドバイスを乞い、工夫を重ねる。うまくできなくても他人のせいにはしない。
・・・
何度も繰り返すように、とにかく、わき目もふらずに目の前の仕事を一生懸命やる。それに尽きます。
小手先のテクニックや効率を考えるより、まずは我武者羅にがんばりたい。

・「効率化」は実は非効率
一言でいえば、仕事は人間関係で成立しているということを理解したうえで、ただ目の前の仕事を一生懸命やる、ということなのです。
これがちゃんとできている人は意外と少ない。
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「20代のうちはどんどん無駄を経験してください。そして、失敗もたくさん経験してください」
私の考える長期の時間軸では、20代で無駄や失敗をたくさん経験しておいたほうが、30代、40代になったときのことを考えると、実は効率的なのです。
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また、20代で多くの無駄や失敗をするからこそ、頭でっかちではない現場的な皮膚感覚が磨かれ、30代、40代における無駄や失敗を本能的に防げるようになっていくのではないでしょうか。
頭では理解していても、無駄や失敗の本当の恐ろしさというのは、経験してみないとわからないものです。
いわゆる「効率化」は、長期的には非効率かもしれないのです。
若いうちにたくさんチャレンジして経験を積んでおきます。

「こいつは大丈夫かな」と思われていたような成績下位クラスの人間のほうが、思わぬ大出世を果たしているという事実につきあたったというのです。
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成績下位クラスの人間は、自分がダメだということ、そしてまわりからあまり期待されていないということを自覚するので、謙虚になるのではないか、と。それに加え、「今に見ていろよ」といった感じで、ひたすら努力するのではないか、と。
歯を食いしばって努力できる奴が成功するってことなのかな。いつまでも謙虚さを忘れずにいようと思います。

・座右の銘は「やったらええやん」
人生は一回きりしかありません。今日と言う日はこれからの人生のなかで一番若い日ですし、過去は変えられなくても、唯一未来だけは変えることができます。
10年前のあなたが今日のあなたを形づくり、今日のあなたが10年後のあなたを形づくっているのです。
だったら、どっちにしろ後悔するのだから、やらずに後悔するよりもやって後悔したほうがいいじゃない。私はそう思うのです。
やるかやらないかうだうだ悩む時間ってかなり勿体無いですよね。臆せず色んな事にどんどん挑戦していきます!

・誰がダメだと言ったのか?
これは少し極端な例かもしれませんが、最近の若い人がインターネットなどによる情報過多社会のなかで「耳年増」的になってきているのは間違いないでしょう。
経営学のカリスマであるP・F・ドラッガーは、「知識は限界を設定するだけである」と言っています。
つまり、知識(情報)があるがゆえに、「どうせやってもダメだ」などと人は行動する前に勝手に決め付けてしまう、と言うのです。

いったい誰がダメだと言ったのか?
やればいいじゃないか!
自分で限界を決めずに行動するよう努めたい。

「いつも言われていることが正しいとは限らない。かつてそういう傾向があったとしても、それは変わるんだということを知っておく必要がある」

「正しいこと」ですら、時代とともに移り変わるのです。
固定概念にとらわれず、柔軟な考えを持ち続けたいものです。

・どんな仕事でも本質は「一対一の関係」
自分が頑張ることで誰かの役に立つ。「ありがとう」と言ってもらえる。それが嬉しいから、さらに頑張ってもっと誰かの役に立とうとする。この単純なサイクルの積み重ねこそが、仕事の本質だと思うのです。
お金を貰うこと以外の仕事の醍醐味、やりがいって単純に「ありがとう」のためなんだよね。

キャリアアップや自己啓発に走らなくても、「組織人としての自覚」を持ち、先輩や上司から真摯に学び、近視眼的ではない長期的視野で、会社や社会、そして自分の「働く理由」について考えていけば、かならず人は成長することができるということを。
最後の方で、このように締めくくっています。

他にもたくさん良い内容が詰まっていて、社会人になる前にもう一度、読み返したい良書です。